「走り出したら止まらない」

komino-62006-09-18

本館のブログにも書いたんですがダンス関係なんでこちらにも書き込み。
ある方のご好意で予定よりも早く観に行くことができました「ATOM’06」。こみは初演の「ATOM」も次の「ATOM2」も観に行ってないんだけど(韓国版はかろうじて行けた)、どちらもビデオで台詞も振りも丸覚えするくらい繰り返して見てるのでものすごい期待とちょっぴりの不安を抱えて観に行ってきました。以下はネタばれになってしまうので折込み〜↓
最初に今までのフライヤーとパンフの見開きの歴代映像が流れるトコから始まりました。そして暗転後の「LOVE PHANTOM」。も、コレ見た途端にぶわぁっと涙、早すぎるこみ。なんだろ、あの曲をあの振りで見てまるでタイムスリップしたような気がしました。今回、1人減ってしまったので彼の役は誰がやるんだろうと色々考えてたんですがまさかタテ様以外総入替だとは…!!いやー予想GUYです。1番以外だったのが徳ちゃんとサムさん、そして1番ハマってたのがねずみさんですね。あーゆう役をやらせたらCONVOY内で彼の右に出る人はいないでしょう。話の流れは昔と変わりないんですがキャスティングが変わったのでソレにあわせたキャラの味付けはさすが。これはグループ内でそれぞれのキャラクターポジションが決まってるCONVOYならではですね。正直、途中までは前作のキャラのイメージが強すぎてちょこっと違和感を感じていたのですがねずみさんが登場した途端にピタリとハマりました。 なんかね、ねずみさんがあの役をやる事によって新しい設定が増えて、その設定が自然にストーリーに繋がっていて…もう、ヤラレター!て打ちのめされました。完敗です。話は昔と同じ筈なのにキャスティングが変わることによって更に進化していて、それでいて内に流れるテーマは更に深くどっしりと根を張っている。ひとつひとつの台詞がすごく重くてとても心に残りました。
そうして感動させておきながら笑いにも容赦ないところはやはりCONVOY。あーゆうバカバカしい笑いを全員で全力投球するトコはあのグループならでは。大人げないんだけどそこがまた心地よくて愛おしい。笑える箇所はダントツに前回を上回ってましたな、途中笑いすぎて苦しかった。
それから後半の詩の朗読と踊りやタップ、バンド演奏、和太鼓と息つくヒマもなくクライマックスへ。カーテンコールではスタンディングオベーションでした。あんな会場中総立ちになった舞台って生で観たのは初めてでした。
CONVOYさんも20周年。メンバーも皆40代で(ねずみさんなんて48ですって、改めてビックリ)やはり昔に比べて体力とかも落ちてると思うんですが、それなのにダンスひとつとっても衰えを見せない。逆に深みを感じるトコがスゴイ。継続は力なりっていうけどそれだけじゃない、色んなものを見せられた舞台でした。あああ久々にたくさん感動していい時間過ごせたなぁ。是非DVD化してほしい作品です。