今更「モウイイヨ」感想ー!

昨日でDAZZLEの第2回公演が終了してしまいましたね、今年も1回しか観れなかったケド衝撃的でスゴイ舞台でした!もう内容ネタバレしてもいいかな?今年の感想もこみの勝手な主観なんで、実際に狙ってる趣向とは違うかも知れないけど…この検討ハズレの感想に苦情きたらサックリ削除します(汗)
ある日、古城を修築して作られた超高級ホテルにて火災が発生し、集まっていた多くの貴族が命を落とすという事件が起きた。生存者はたったひとり。けれどその彼は事件後意識不明の重体で1度も目を覚ますことなく3年も眠り続けているという。その事件を追っている男がただひとりの生存者である彼の身辺を調べるべく、彼の様々な知り合いに話を聞いていくうちに数々の不可解な証言が上がってくる…。
ある晩、ホテルの1室で目覚めた男は自分が何者なのか、どうしてここにいるのか分からず必死に記憶を探っていた。けれど覚えていることはなにひとつ無く、目覚めるたびに繰り返されるデ・ジャヴ。訳も分からず現実か非現実か判断できぬまま自身ものみ込まれ、彷徨う男。そんな彼の元にヨハンと名乗る奇妙な案内人が現れる。記憶を無くした彼をレムと呼び、何か秘密を知っているかのように彼を導くヨハン。ひとりの人物の生い立ちに立会い、その悲哀、絶望、屈辱、希望、復讐…さまざまな場面に遭遇する事になる。自分が見ているこの人物は一体誰なのか?どうして自分はこんなものを見ているのか?そしてヨハンは何を知り、何に怯えているのか…?
一方、未だ眠り続ける彼の身辺を調べ続ける男は、その彼に対する人々の評価が全く違うことに混乱を覚えていた。ある者達は彼を天才だといい、常に真摯に学問に励み、礼節をわきまえた尊敬すべき人物だったというが、ある者は彼を才能はあるけれど何かを失って空っぽな心を抱えた人物だという。そしてまたある者は彼のその素晴らしい音楽の才能さえもクスリによって支えられたものでろくでもないヤツだった、という。真実の彼は一体どんな人物だったのか?それを知る者は誰ひとりおらず、眠り続ける彼のそばに居るのはひとりの医者だけ。
ひとりの人物の過去を遡り、見続けるうちにレムはそれが自分の失った自らの過去の記憶だということに気付く。幼い頃、両親を殺され復讐を誓う彼。人買いに売られ、彼を人とも思わず奴隷扱いする主人の下で屈辱的な労働に耐え続けるがある日転機が訪れ、彼はそこから逃げ出すことに成功する。そして彼は自分の音楽の才能に気付き、音楽学校へ入学。類まれな才能と熱心に学んだ結果、誰からも認められる音楽家となる。しかし、その影では金で何でも取引をする売人と繋がりを持ち、過去に自分の両親を殺害した貴族の命を手にかけるという残忍極まりない行動を取り続ける。けれどいくら殺しても、相手の数はきりがなく自分の心の空虚さも満たされない。そこで彼は一気にカタをつける為、売人の元から盗み出した顧客データを元に多くの貴族に招待状を送る。自分が作曲した新曲の発表会という名目で。幼い頃にいくどもの絶望と苦しみを乗り越えた彼の生み出す音楽には、その才能に伴って人の心に訴えかける強さと魅力が感じられる。招待状を受け取った貴族達は彼の企みに気付かず、喜んで舞踏会に集まった。場所は貴族しか利用を許されない超高級ホテル「IDEA(イデア)」。それはかつて彼の両親が所有していた古城を修築した建物であった。
舞踏会は盛大に幕を開けるが、ほどなくして彼が放った火種が次々と燃え移り、あっという間にイデアを包み込む。炎と煙から逃れようと必死に逃げ惑う人々。逃げ遅れて炎に飲み込まれる人々。彼は追い詰められた人間の凄まじい生への執念と醜悪さをまざまざと見せ付けられる。火の手から逃げ、彼と数名の貴族が乗り込んだエレベーターが向かう先は最上階。業火はとどまるところを知らず逃げ道は、無い。絶望を悟ってひとりまたひとりと城壁から身を投げる人々。そして彼もまたー…。

あーあ、あらすじ2/3くらいで今日の所はギブアップです。続きはまた明日!…っていっても待ってくれるひとはおらんだろう…いいの、こみの覚え書きだから。